Story
Beautiful waves of life | 生命の美しき波
波動の作用を利用した最新研究により、花本来の美しさを長持ちさせる技術が誕生
Story
自然が創り出す美しさ×人類が切り拓くサイエンス = 奇跡のアート
超音波技術を活用し新しい 3D 植物標本の技術を開発しました。この独自の手法により、花をより生花に近い状態で色と形状を長期間留めておくことに成功しています。
現在、花冠の形状や色を保存する手法は様々ありますが、それは生花本来の全体的な形、自然の色彩、もしくは柔らかさを失うことと引き換えになります。Mystic Flower 社ではなるべく自然の様子に近い 3D植物標本のような、科学的サンプルの保管と成り得る技術になることを目指し花冠の形状、花弁の色彩と柔らかさ、がく・茎・葉・根までも含めた全てを一体化された状態で保存することを目標に技術開発をしてきました。 独自の技術であり、鑑賞用、 贈答用のお花として新しい分類にもなることから特許出願と商標登録を行っております。3D 植物標本的な要素を強く残す花を Mystic Flower、この技術を応用し花弁の美的要素を高めることにのみ特化したものを Wave-E と名付けました。
Specifications
一般的な切り花の寿命は花の種類や季節、管理方法によって異なりますが目安としては春や秋は 1 週間~10 日、夏は 3 日~5 日、冬は 10 日~2 週間程度と言われています。それに対し Mystic Flower 及びWave-E は現時点で花の種類による差はありますが 6 ヶ月以上美しさを維持することに成功しているものもあり、また日々の技術進歩によりその期間は更新されています。
また、Mystic Flower および Wave-E は UV への耐性も 1 日以上直射日光を当て続けるような状態でなければ特に変色が進むことは無いことも分かっています。湿度に対しては未だ高耐久性があるとまでは言い切れず、引き続き改良のための実験を進めております。花の種類に寄っては相対湿度 60%以下でしたら退色が出難いことが分かっており、また人間が快適な湿度は 40%~60%と言われているので、人にとって心地いい状態であれば一部の花に関しては半年以上、 劣化の問題は起こりません。 湿度温度、 太陽光への耐久性に関しましては、種類により異なりますので EC サイト商品詳細の記載事項をご参考にください。
Quality certification
生花であった時の自然な色褪せや萎んだ部分も保存されますので、個々の花で観ると一つ一つに個性があり生命の力や神秘のようなものも感じ取れます。また実際に独自の研究で行った視線解析実験の結果では無意識下において、 生花とMystic Flowerは同類の認識で、 ドライフラワーとプリザーブドフラワー、造花とは異なる識別傾向になったという結果を得ています。なので、Mystic Flower の美しさは自然美を楽しみたい方には理想的といえるかも知れません。
3D 植物標本ともいえる本技術は絶滅危惧種の花の形状保存にも役立つと考え、実際に複数の絶滅危惧種の3D 標本化の活動を開始しています。このような活動は花や植物の絶滅危惧種の保護啓発の切っ掛けの一つになり得るという思いから、Mystic Flower の売り上げの一部をそれらの活動に寄付し、また、プロジェクト推進の仕組み作りにも取り組んでおります。
現段階では開発者の田中梨瑚(Riko Tanaka)本人の腕でしか Mystic Flower と名乗れる独自の基準値をクリアした完成度の高い商品は制作できません。標本化と耐久性に関して、質を上げるためにはコストが指数関数的に増えてしまう問題もありました。
世に出してお客さまに喜んでいただけるものを継続的にお届けしたいと考えております。全ての MysticFlower には Riko Tanaka が手がけた証明書を付属いたします。
Mystic Flower の証明書にはグレーディング(格付け)結果や花の種類等が記載されます。また、紙による証書の他にブロックチェーン技術を用いたデジタル証書を発行します。Mystic Flower をアート作品として鑑賞、楽しんで頂けますようこれらの証書をご用意しております。
Mystic SP
「生きた美しさをそのまま」
未来の標本、MysticSP
バイオマテリアルと強力超音波技術を融合することで、植物、特に花冠や葉の色、形状を長期間にわたり保存することを可能にしました。この技術の研究成果を基に事業化を進める中で、生産性や製品の耐久性向上のための開発を続けてきました。
その結果、作成された生花のようなドライフラワーは、相対湿度60%以下(人が快適と感じる湿度範囲)であれば、形状と色を10か月以上保持することが可能となっています。
かって、お見舞いの定番であった生花の花束やフラワーアレンジメントは、感染症リスクや管理の手間などの理由で、病院や高齢者施設への持ち込みが制限されています。その代替品として、プリザーブドフラワーやハーバリウムなどが用いられていますが、それらには一長一短があります。例えば、プリザーブドフラワーは鮮やかな発色が特徴ですが、人工染色や脱色による単調さがあり、高価であることも課題です。また、従来のドライフラワーは退色や質感の劣化が避けられません。
私たちは、これらの課題を解決し、生花の花束に匹敵する新しい選択肢を提供するために研究を進めてきました。その結果、人工的な着色や有害物質を使用せずに、花弁の色彩や形状を長期間保存する技術を確立しました。この技術は医用工学の知見を活用し、2件の特許(特願2024-037067、特願2024-218658)を取得しています。また、人の視線解析を行った実験では、私たちの技術で作られた花が生花と同等に認識される可能性が示唆されました。
現在、これらの技術を基に植物標本やアート作品を製作しており、さらに生産性を考慮した廉価版のドライフラワーも開発しています。2025年には、生花のようなドライフラワーとして「MysticsP」を事業化し、本格的に提供を開始しました。
MysticSP-自然の美しさをそのまま未来へ。
この革新的な技術から生まれた MysticSPは、植物の根を含む全体をありのまま保存することで、従来の標本や装飾品では表現できなかったリアルさと美しさを実現しました。インテリアとしての芸術性はもちろん、教育や研究用途、さらには感性を刺激するコレクションとして、多岐にわたる用途でお楽しみいただけます。
手に取るたびに、自然が持つ生命力と繊細さが空間を彩り、時を超えた美しさをお届けします。
MysticsP一生きた植物の記憶を、永遠に。